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モンブランの、こだわり・・・Vol.2
昨日の続き
2度目の渡仏で、リヨン2区クール・ガンベッタの、「 ルネ・モンテラ 」で、働けて2ヶ月ぐらいたった頃、
小さいお店なので、朝5時から、ヴィエノワ、焼き物、朝出し、仕込み・・・・お昼休憩2時間・・・・・仕込み、時折ショコラティエなども、何でもやらせてもらい、少しづつ慣れてきた頃
「何か東京のお菓子を作ってみろ」って、言われて最初に作ったのが 「 モンブラン 」でした。
日本、東京でも「甘~く感じるモンブラン」
レシピも尾山台のまま、材料も生クリームのメイカーが違う程度、糖度も割合もそのままに作った「モンブラン」
反応は・・・・・「ん~上手い!最高だ!」と、厨房の皆も絶賛!マダムもヴァンドゥーズ(店員)までも褒めてくれて・・・・
でも、お店で(フランスで)出すには、もう少し大きめで,マロンが濃いほうが「売れるんだよな~」って、仲間が・・・
パリの「アンジェリーナ知ってるか?」「食べたことあるか?」って、美味しいんだけど・・・・日本の味VS.フランスの味
どちらか良し悪しを決めるのではなく,自分の舌を信じてレシピを作るんだ!・・・と,モンテラさん。
その後も、「 フランボワジエ 」「 プランス・ガスコーニュ 」「 メキシカン 」などを暇な時に,小さい量で仕込ませて貰っては、食べさせて賞賛は貰うものの・・・?
まだ、自分のレシピが完成されていない、悩めるお年頃、菊川 儀明:当時25歳
モンブランとの格闘は、まだまだ続きます。
次回は帰国後の「黄色いモンブラン」vs.「尾山台モンブラン」
こだわりの「モンブラン」
お菓子作りは、難しいですか?
近隣、三島市内や裾野市の中学生などが研修に来た場合の
研修の最後に「質問タイム」を取る事があります。
事前に用意してきて、順番に聞いてくれる中に
「お菓子作りは難しいですか?」とか「お菓子作りで難しいところは?」
・・・と言う、質問は何処の中学・高校生の子達でもお決まりです。
逆に「お菓子作った事ある?」
「お家で母親と・・・」「学校の授業で・・・」「友達の誕生日に・・・」「バレンタインデー前に」
「シュークリーム失敗しました!」・・・・・などなど。
「難しいかった?」 「失敗したことある?」 「諦めちゃった?」って、逆質問。
「失敗したこと原因追及までした事ある?」・・・「???」
ここに居るパテイシエ・パティシエールも「プロなりたい!」って、はじめてみて・・・最初は失敗することも、あるけれど・・・・「なぜ?どうして?失敗?」「許される範囲?」って、日々、頑張っているんだよ~
毎日々、普通に繰り返している事をただ言われてやる仕事 「 作業 」 から⇒
「自分でやる仕事」に変えられたら、一人前!
更に目指さなきゃならないのは・・・・
「感動される商品レベルまで!」・・・・なんですが・・・中高生には難しすぎたかな?
お菓子作りの、おもしろい所Vol.5
お菓子作りで,楽しい瞬間!人それぞれ、パティシエの感性如何ですが。
特に中・高校学生が研修に来て、「質問タイム」では、お決まりの「シェフがお菓子作っていて楽しい時は?」で、こちらもお決まりで・・・・
お客様に「美味しかったと言って頂いて、再来店して頂けること」などとお決まりの言葉を用意(笑)してますが・・・・
本当の仕事として、いち職人・アルティザンとして「普通の事を普通に!毎日々コンスタントにレベルをキープする事」ほど難しい事はありません。
その難しさを悩み、時には苦しみ・・・そして克服して!難しさをクリアした時こそ
「お菓子作りって、なんて楽しいんだろう~!」って、
写真では,少し分かり辛いですが・・・
今年3年目男子&一年目女子で仕込み中?
もちろん、同じレシピ、同じ時間,オーブン温度、同じ材料,同じ職人・・・・・で、?
右が、少し気を抜いた仕込みをした場合で75点
左が、普通の仕込み95点
左は、普通にふんわり、ス~とスプーンが入っていく感じ。見た目の高さも取れてます。
右は、低く焼けた分、少し硬く人によっては、こちらが好みの方も居ますが・・・・?
見た目は分かりづらくて、難しいですが・・・
考えられる原因は、一つとは限りません・・・が、・・・・。
ヒント : シェフ「同じゴールを目指す時,違う道を行くラリーもあるよね?」(車種も性能もドライバーテクも違う)
若者 「???」
・・・・ 「朝、同じ電車に乗らなきゃならないのに、寝坊したら?」
・・・・「同じ道,同じ自転車・・・・同じ速度で乗れる?」
・・・・・と、ヒントのような?禅問答のような?(笑)
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ララ洋菓子店 菊川製菓(有) パティスリーララ萩店ケーキ工房 フェイスブック・ページ
南仏菓子、トロペジェンヌ
フランス南部、地中海に面したコートダジュールのサントロペという小さな街、
夏になると国内外からバカンスを過ごす人達が大勢訪れる。
昼下がりに、楽しげに散歩しながら手にしているのは「トロペジェンヌ」
名前が付いたきっかけとして有名な話は・・・、
1956年、映画「素直な悪女」の撮影隊が静かな漁村だったこの町を訪れ,主演女優ブリジット・バルドーが、このお菓子にすっかり嵌って大ファンになり「タルト・ドゥ・サントロペ」と名づける事を提案。
その言葉をヒントに「ラ・タルト・トロペジェンヌ」の名が生まれたと言う。
今では,トロペジュンヌは,南仏に限らず,フランス全土,アメリカ,日本のフランス菓子店の定番商品として、ショーケースにならんでいます。
当店では写真のように、丸い形で焼いたブリオッシュにオレンジの風味を付け、バタークリームとカスタードを合わせたクリームをサンドして提供しています。
名前は、町の名前から「サントロペ」280円
うなぎの骨入り!「 うなっキー 」
「うなっキー」6種類 プレーン、シナモン、イチゴ、黒米、抹茶、ショコラ
パートシュクレ(クッキー生地)に、抹茶やカカオなどを練りこみ、うなぎに見立てて焼いてますが・・・、
どうしても焼き色で,区別が付きにくい,シナモン,イチゴ,黒米では、上にも,うなぎの骨+グラニューと一緒に振り掛ける事にしました。
三島市内のうなぎ屋さんから出た、「うなぎの骨」を、日本大学三島キャンパス、食物栄養専攻科・室伏ゼミの学生たちが、
骨髄を取り除き、「臭み」を取って、ドライフリージング粉砕してくれたうなぎの骨をパティシエがグラニュー糖と混ぜ合わせて、生地に練りこんだり、上にかけたりして使わせて頂いてます。
「栄養価抜群!」、 「産官学連携」、 「もったいない!」などのキーワードと様々な人の手を経て出来上がる商品です。
日本大学三島キャンパス,食物栄養学専攻科の生徒たちが作った,デザインで,シールやタグを起こしています。