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お菓子・スイーツの垣根をなくせば

スペイン・ポルトガルから室町時代あたりに日本に「スイーツ」(糖菓子)が入ってきました。

日本古来からの茶道・和菓子文化と混ざりつつ、80数年前あたり大正から昭和初期に和菓子から分かれて「洋菓子」として日本全国に広まっていきます。

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様々な和・洋菓子職人がヨーロッパ菓子、欧風菓子と名乗りコレといって定義もありません。

流行り廃りも、お客様の移り気も、マスコミの思惑も、時代とともに流れていきます。

欧米での主流が輸入業者の力関係や世界情勢も影響して、主導権が変わってきました。

スイス菓子、ウィーン菓子、ドイツ菓子、イタリアンドルチェ、フランス・パテスリー「パティシエ&パティシエール」が今の主流でしょう。

一方、T・D・LやO・U・Sなどの大型テーマパークに見られるように、キリスト教のイベントがそのまま「ブーム」になることもご存知の通りです。

クリスマス、バレンタイン&ホワイトデー、母の日&父の日、ハロウィンパーティー、ハッピーイースターもそう、修行帰りのパティシエ達が始めている「ガレットデロア」「パック(復活祭)」も「ポワソン・ダブリル」などとは少し『差』を感じます((笑))

地方に行けば、「フランス菓子」「パティスリー」「シェ・〇〇」などと看板を掲げているのに・・・

「柏餅ないの?」とか、「饅頭・お団子やればいいのに」など・・・別に嫌味ではなくお客様は普通に

『ケーキ屋さんも、甘い物屋でしょ?』

こだわっても、カッコつけてもダメなのか?・・・・そうでは、ありませんよね。

多様な文化が流れ着く、地図の右端、東の隅っこの島国。

お日さんの出る、「日出国」ニッポン!

全てを受け入れる、懐の深~い「八百万(やおよろず)の神の国」

極東の小さな国ならではの「洋菓子文化」が出来上がっています。

これからも日々進化しつつ世界最高峰のペストリー先端国として欧米にもアジアにも影響を与え続けていくでしょう。

次回、「勝手に定義」

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