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ちびっ子たち、ちゃんとしつもん、できました。

毎年の事ですが、地元や近隣の小中高校の「社会見学」「課外授業」「体験学習」「社会実習」で、可愛い子達の質問に驚かされます。

今日は、

近所の三島市立北上小2年生が、社会科見学の授業でご来店。

FB92601.JPG写真はワザとぼけているのを選んでいます。

 

ちゃんと、事前の準備もしてきて、しっかりした口調で、順番に質問をしてくれます。

 

「しつもんを、しま~す」

「1、ケーキは、なんしゅるいですか?」

いじわるだから、素直に答えず・・・・・「かぞえてみよっか!」「大きいの何種類」「小さいの何種類」「こっちの焼いたクッキーとかもケーキ屋さんの仕事だよ」・・・・・・

質問におまけも付けて、質問しなおし、戸惑わせてしまったか?

しばらく、メモを取ったり、友達同士見せ合ったり、

「2、おしごとは、なんじから、なんじまでですか?」

またも意地悪に「始まりから終わりまで、で、究極のフレックスタイム」って、呼ばれているんだよ・・・・・なんてこの前の高校生用の答えが喉まで出掛かって・・・・

「パンの人が5時で、ケーキの人は7時だよ」「終わるのは、だいたい7時ごろ」・・・・と、2年生用の答えを。

「3、いちばん売れるのは、どのケーキですか?」

「ケーキではショートケーキかモンブランかな?」・・・「でもね、ここで一番,売れているのはやっぱり,これ⇒」

・・・・と、ベビーシューを詰めている所を指差して,移動させて、しばしベビーシュークリームの作業工程の説明&宣伝(笑)

ここで、驚くのが・・・・・「わ~知ってる~」とか「食べた事ある~」と言うリアクションを期待しているにもかかわらず・・・・・

ほとんど、無表情(泣)

 

そんなに、売れてないか~?・・・・・知られてないか~?

これが、街中の広小路本店で、西小の子達なら「そんなの知ってる~」「パパが買ってくる~」と言う、うれしいリアクション!

まだまだだな。

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まだまだ、質問は続き「バームクーヘンはどうやって作りますか?」

「おすすめのケーキはどれですか?」

「どうしてケーキ屋さんになったんですか?」

「ケーキを作る時は何を注意しますか?」(小学生でこれが聞けたら!レベル高ッ!)

「ケーキの仕事で難しいのは何ですか?」・・・・・答えはこちらもレベルによって、

 

小学生用、「美味しくな~れって、全部注意して丁寧に作るよ」(低学年)

 

中学生用、「毎日の同じ仕事が,許される範囲で同じに出来るようにする事」

 

高校生用、「学校の授業や趣味で作る時は,レシピを見ながら,出来て終わりでしょ」それが失敗か成功か?・・・は、別に関係なく?

「出来るまでやる!のが仕事!最低限、出来てからがスタート」・・・と、だんだん厳しくなり

高校生ぐらいになると部活に例えて

「監督やコーチが,練習終了!って,掛け声で終わらないでしょ?」「その後,自主練したり、帰ってからランニングしたり,朝錬も自主的に・・・・」

 

専門学校・短大用は、更に「毎日の中でコンスタントに同じものを出す中で,【普通レベル】を、上げて行く事」

「今日より明日,今年より来年,毎日の同じような仕事もしっかり違うんだよね」

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さらにこの仕事に興味がありそうな子には・・・「 守 ・ 破 ・ 離 」に、例えて、

覚える段階の「 守 」が1~3年、だんだん判ってきて自分なりの方法論が出来て「 破 」が、早い子でも2~5年

自分のオリジナルを試行錯誤しながら、また元に戻って「 原 点 回 帰 」が判ってからの「 離 」・・・・・・永遠とエンドレス

 

この、小学2年生の質問を基準に一年間に来る中学生・高校生・専門学校の質問がこれまたビックリ!!

 

ほとんど、同じような質問。

 

華やかな仕事に見える「パティシエ・パティシエール」

 

白鳥の足は水の中で必死に、力強く!水をかいている話は、また機会があれば。

 

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